太宰府にあるMOULTONやBIKE FRIDAYなどの高級小径自転車の専門店「DRAISINE(ドライジーネ)」。

知る人ぞ知るそのお店は、MOULTONが好きで好きでたまらない(どのくらい好きかというと棺桶に一緒に入れて欲しいくらいに愛してやまないらしい 笑)辻さんがオーナーのお店である。

ひょんなことでブランディングに関わることになったのだが、高級自転車の専門店は福岡に数えるほどしかなく、MOULTONにこだわるマニアックな専門店は、九州にここだけらしい。

人見知りながらもMOULTON愛を語る辻さんが面白く、そのなんともおっとりとした飄々とした人柄が人から愛される所以であろうかと思わず考えてしまった。

最初の相談は、小径自転車の魅力をもっと知って欲しいので「レンタル」に力を入れたいがどうしたらいいか?という内容だった。普通に「じゃあ、レンタルのチラシ作って告知しては?」と言えば終わってしまった話なのだが、

ただ、単に「レンタルあります。」では人は来ないだろうと・・。

せっかく太宰府にあるのだし、やはり太宰府も売りにして・・

「巡る太宰府。旅する自転車」はどうか?

・・と提案してしまったことをきっかけに、一年の時をかけてリーフレット を作ることになった。

結果的には、辻さんのこだわりや思いを盛り込んだ形となり、途中はかなり迷走。笑

制作当初は、高級自転車だしMOULTONのことも知らない人のために説明も入れた形で進めたいたのだが・・綺麗にまとめたデザインがある程度仕上がった時に・・辻さんの「バブルの遺産が太宰府にはたくさんあるんだよ」という言葉に、私は食いついた 笑

「太宰天満宮とか有名な観光名所もいいけど、バブルの遺産を巡った方が面白い!!辻さんが案内する風でリーフレットにまとめたが面白くないですか?」と言ってしまった時には、もう今までだいぶ作り込んでいたデザインを捨てるってことだったけど 笑 辻さんの言葉で文章を入れ込んだ方が読み物としてもコアなファンにはたまらないと思ったのだ。

そんなわけで、「あえての高級自転車で巡る太宰府のバブル遺産めぐり」を盛り込んだリーフレットができました。※今回は、その改変前と最終盤のリーフレットを最後にご紹介しています。(制作とはお客様と突き詰めていくところに醍醐味があるとつくづく感じる)

辻さんの想いの詰まった「バブルの遺産めぐり」、太宰府をこのような切り口で紹介しているリーフレットは未だかつてなかったのではなかろうか 笑 実際に巡ると、思い出話で、その後ずっと笑えること間違いなしです。

ぜひ、ドライジーネさんに行ってみてくださいね。リーフレットのマップには乗せきれないほどの行ってみたい名所を教えてもらえるはず。

レッツ大人のピクニック!ゴーゴー巡ろう太宰府のバブル遺産! 笑


今回、モデルにご協力いただいたのは、薬院にある「Re:cell kitchen(リセルキッチン」」の栗原氏。撮影の時には、太宰府がまるでカナダかイギリスのようでした 笑

豆を挽いてコーヒーを淹れる。なんとも贅沢な時間。大人なピクニックです。

さて、ここで制作実績としてリーフレットのご紹介です。改変前と後・・どう変わったかを探してみよう!

最初にまとめていたリーフレットはMOULTON の説明入りでした。


そして・・これがバブルの遺産巡りに改変後!

リーフレットは、4つ折りでも渡せる仕様にしました。同じA3サイズでも面割りを変えると違って見えるものですね。